コラム Vol.21「矯正中の口内炎を防ぐには?原因とケア方法」

「矯正中の口内炎を防ぐには?原因とケア方法」

矯正治療中にもっとも多く寄せられるお悩みが、「口内炎ができやすい」という声です。
特にワイヤー矯正(表側・裏側)、ハーフリンガル矯正では、装置が唇や頬に当たりやすく、慣れるまで時間がかかります。

今回は、口内炎ができる原因から、自宅でできるケア、予防のコツまでまとめて解説します。


1. 矯正中に口内炎ができやすい3つの理由

① 装置が粘膜にこすれる

ワイヤー・ブラケット・裏側装置などが、
・頬の内側
・舌の側面
・唇の裏側
に当たることで、小さな傷ができ、それが口内炎につながります。

特に裏側矯正は舌に触れるため、初期は口内炎が多くなりがちです。


② お口が乾きやすい(ドライマウス気味になる)

矯正中は口を動かす量が少なくなったり、痛みで噛む回数が減ったりすることで、唾液が減りがちです。
唾液には傷を修復する働きがあるため、乾燥すると口内炎ができやすくなります。


③ 栄養不足・睡眠不足・ストレス

忙しい時期は、口内炎ができる方が増えます。
特に、矯正中は痛みや食事制限で食べる量が減り、栄養が偏ることもあります。


2. できてしまった口内炎の対処法

① 矯正用ワックスの活用

装置が当たって痛い部分に、透明の矯正ワックスをつけるだけで負担が大きく減ります。
広島市内の当院でも無料でお渡ししており、遠慮なくご相談ください。


② 殺菌作用のあるうがい薬を使う

市販のうがい薬や、矯正専門の洗口液は痛みの軽減に効果的です。


③ ビタミンB群を意識的に摂る

口内炎の修復を助ける栄養素です。
レバー、卵、納豆、バナナ、サプリメントで補うのも◎。


④ 辛い・酸っぱい・熱いものを避ける

刺激物は口内炎を悪化させます。
矯正中は、やわらかい食べ物を取り入れると治りやすくなります。


3. そもそも“できにくくする”予防方法

① 歯磨きを丁寧にする(特に就寝前)

矯正装置はプラークが溜まりやすく、炎症のきっかけになります。
広島駅周辺から通われる患者さんにも、専用ブラシ&フロスの使い方を丁寧にお伝えしています。


② お口の乾燥対策

・こまめに水を飲む
・ガムや飴で唾液を増やす
・口呼吸を減らす
などが効果的。


③ ストレスケア・睡眠の確保

意外ですが、休息をとると口内炎の発生頻度が下がります。


④ 装置の違和感は我慢せず相談する

「ワイヤーが飛び出ている」
「ブラケットが当たって痛い」
などは、調整すればすぐ改善できることが多いです。

広島市内で通いやすい矯正歯科なら、トラブル時もすぐ来院できて安心です。


4. まとめ:矯正中の口内炎は“予防”で減らせる

矯正治療中の口内炎は、
・最初の1〜2か月
・調整直後
に起こりやすいですが、ケア方法を知っておけば不安は大幅に減ります。

もし「痛みが強い」「よく口内炎ができる」という場合は、装置の調整で改善することが多いため、遠慮なくご相談ください。
広島駅北口エリアで通いやすい環境で、安心して矯正治療を続けていただけるようサポートしています。

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