スポーツ・楽器と矯正
──部活・趣味を続けながらでも大丈夫?
こんにちは。広島駅北口エリアの広島タワー歯科・矯正歯科の院長です。
大学生・社会人の患者さんからよくいただく質問に
「スポーツや楽器を続けながら矯正できますか?」
というものがあります。
結論から言うと、
ほとんどのスポーツ・楽器は矯正と両立できます。
ただし、
装置の種類によって気をつけるポイントが変わるため、
今回は“スポーツ・楽器別に具体的に”解説していきます。
■ スポーツ × 矯正
激しい運動でも矯正はできる?
● 基本的には問題なし
ランニング・ダンス・ヨガ・筋トレなど、
日常的なスポーツは ほぼ影響ありません。
● 激しい接触があるスポーツは注意
以下の競技は装置が唇に当たりやすく、
- バスケットボール
- サッカー
- ラグビー
- 格闘技
- バレーボール(接触プレーがある場合)
などでは ワイヤー矯正にやや注意 が必要です。
● 具体的な対策
- マウスガードを作製(スポーツ用)
- ワックスで装置の角を保護
- 痛みの出そうな試合前は調整時期を調整
これらの工夫で、安全に競技を続けられます。
■ 楽器 × 矯正
管楽器は“矯正を迷う理由”の上位
特に相談が多いのは、
- トランペット
- クラリネット
- サックス
- フルート
などの管楽器をする方。
「痛くて吹けないのでは?」
「音が変わるのでは?」
と不安になりますよね。
● ワイヤー矯正(表側)は最初だけ違和感あり
口の内側が装置に当たり、
1〜2週間ほどは痛みが出やすい 場合があります。
● 裏側矯正は楽器との相性が良い
唇に当たらないため、
管楽器の方に特に人気 があります。
● マウスピース矯正もおすすめ
透明で表面に凹凸が少ないため、
楽器の当たりが柔らかくなります。
● 対策
- 慣れるまでは短い練習から
- ワックスで唇に触れる部分をカバー
- チューニングは徐々に調整する
- カスタムマウスピースを検討
ほとんどの方が、
数週間で“矯正ありの演奏”に慣れています。
■ パフォーマンスは落ちる?
多くの方は“慣れれば問題なし”
スポーツ・楽器のどちらも
最初の1〜2週間に少し違和感が出る 程度です。
当院の患者さんでも、
- 大会で成果を出した方
- 吹奏楽部の演奏会に普通に出た方
- ダンスイベントに矯正のまま出演した方
など、多くの方が両立しています。
矯正治療は“慣れ”が大きな味方です。
■ 装置別:スポーツ・楽器との相性
| 装置 | スポーツとの相性 | 楽器との相性 | コメント |
|---|---|---|---|
| 表側ワイヤー | △(接触競技は注意) | △(管楽器は慣れが必要) | 最初は違和感が出やすい |
| 裏側矯正 | ◎ | ◎ | 唇に当たらない最強の選択肢 |
| ハーフリンガル | ○ | ○ | 上を裏側にすると演奏がラク |
| マウスピース | ◎ | ◎ | 透明で滑らか、両立しやすい |
■ 両立のコツは“スケジュール調整”
スポーツでも楽器でも、
大切なのは 調整日を予定に合わせること。
- 大会や本番の前は軽めの調整にする
- 練習量が増える時期は違和感が少ない装置に
- 装置を変えるタイミングを相談する
矯正は“あなたの生活に合わせて組める治療”です。
■ 迷っている方へ
スポーツも楽器も、あきらめる必要はありません
矯正は生活を犠牲にする治療ではありません。
むしろ、
歯並びが整うことで呼吸がしやすくなったり
姿勢が安定し、パフォーマンスが上がる
と感じる方もいます。
あなたの大切なスポーツ・趣味を守りながら
きれいな歯並びに近づける方法を、
一緒に考えていきましょう。
広島駅北口エリアで矯正を検討している方は、
ぜひお気軽にご相談ください。