装置が外れた・痛い時の応急処置
──知っておくと安心できる“正しい対処法”
こんにちは。広島駅北口エリアの広島タワー歯科・矯正歯科の院長です。
矯正治療をしていると、
「ブラケットが外れた」「ワイヤーが飛び出した」「痛い」
といったトラブルが起きることがあります。
初めてだと驚いてしまいますが、
どれも 落ち着いて対処すれば大丈夫 です。
今日は、知っておくと安心できる
矯正中のトラブル別・応急処置ガイド をまとめました。
■ まず最初に:慌てず、無理に触らないこと
装置のトラブルはよく起きるものです。
ただし 自己判断で無理に外したり、引っ張ったりしない ようにしましょう。
可能であれば
早めに医院へ連絡 していただけると、対応がスムーズになります。
■ よくあるトラブル①
ブラケット(四角い装置)が外れた
● よくあるシチュエーション
- 固いものを噛んだ
- フロスが引っかかった
- 指や舌で触りすぎた
● 応急処置
- 無理に取ろうとしない
- 動いている部分があればワックスでカバー
- 食事の際はその歯で噛まないように注意
外れたブラケットは、
来院時に再装着可能 ですのでご安心ください。
■ トラブル②
ワイヤーが飛び出して頬や舌に当たる
矯正中で最も多いお悩みのひとつです。
● 応急処置
- 矯正用ワックスでカバーする
- ワックスがない場合は、小さく丸めたティッシュで一時的に保護
- どうしても痛い場合のみ、市販の爪切りで“ごく少しだけ”切るのも可
(※あくまで応急処置です)
特に装置調整後は、歯が動くことでワイヤーが後ろに出てきやすくなります。
気にせず受診してください。
■ トラブル③
バンド(奥歯の輪っか)が緩んだ・外れた
ワイヤーの固定に重要な部分なので、
外れたまま放置しない ようにしましょう。
● 応急処置
- 自分でははめ直さない
- 食事はなるべく反対側で噛む
- 舌で触らない
来院時に付け直しますので、できるだけ早めの受診を。
■ トラブル④
装置が口の中に当たって痛い・口内炎ができた
矯正中にとても多い症状です。
特に初期は口内が慣れていないため、痛みが出やすくなります。
● 応急処置
- 装置の角や出っぱり部分に ワックスをつける
- 口内炎には市販の口内炎パッチを使用してもOK
- 食事は柔らかいものを中心に
多くは数日で自然に慣れます。
強い痛みが長引く場合は調整が必要です。
■ トラブル⑤
とにかく痛い(ワイヤー調整後)
調整後の痛みは“歯が動いているサイン”でもあります。
● 応急処置
- 冷たい水や保冷剤で軽く冷やす
- 痛み止め(市販薬)を使用しても問題なし
- 固い物・噛みにくい食べ物は避ける
痛みは通常 2〜3日で落ち着く ことが多いです。
■ すぐ受診した方がいいケース
- 歯ぐきが腫れている
- 装置が大きく変形している
- 出血が止まらない
- 痛みが強くて食べられない
- ワイヤーが完全に外れてしまった
こうした場合は、
応急処置よりも 早めの受診が安全 です。
■ まとめ:矯正中のトラブルは“慌てず連絡”がベスト
矯正治療は長期間にわたるため、
こうした小さなトラブルは誰にでも起こり得ます。
大切なのは
無理に触らない・落ち着いて対処する・早めに相談する
この3つだけです。
当院では、
トラブル時のLINE・電話相談にも対応していますので、
不安なときは遠慮なくご連絡ください。
あなたの矯正治療を安全に、そして快適に進められるよう
全力でサポートいたします。