【院長コラム Vol.13】

矯正で横顔は変わる?

──Eラインとフェイスラインの本当のところ

こんにちは。広島駅北口エリアの広島矯正歯科・院長です。

近年、ご相談が特に増えているのが、
「横顔をきれいにしたい」「Eラインに近づけたい」
というお悩みです。

実はこれ、20〜30代女性に最も多いテーマのひとつ。
SNSの普及で横顔ショットを見る機会が増え、
“自分の横顔が気になる” というご相談がとても増えています。

結論から言えば——
矯正治療で横顔の印象は変わります。ただし変化の幅は症状によって違います。

今回は、

  • 矯正で横顔がどう変わるのか
  • Eラインとは何か
  • どんなケースで変化が大きいのか

をわかりやすく解説していきます。


■ そもそも「Eライン」とは?

美容雑誌などでもよく登場する Eライン(エステティックライン)
横から見たときに
鼻先とあご先を結んだラインの内側に、唇が収まっている
状態が理想とされています。

✔ 唇が前に出ている → 口元が“もっこり”見える

✔ 唇がラインより後ろにある → 横顔がすっきり見える

このバランスで横顔の印象は大きく変わります。


■ 矯正で横顔はどう変わるの?

結論:

歯の位置が変わることで、口元の厚みやフェイスラインが変わる。

矯正は歯だけでなく、唇・頬・顎先など
「顔の立体バランス」に影響します。

特に、以下のような症状は横顔の変化が出やすいです。


■ 横顔の変化が大きいケース


① 口元が前に出ている(口ゴボ)

日本人に非常に多い悩みです。

● 原因

  • 前歯の前突
  • 歯が並ぶスペース不足
  • 口まわりの筋肉バランス

● 矯正で期待できる変化

  • 唇が後ろに下がる
  • Eラインがすっきり見える
  • 口が閉じやすくなる

必要に応じて、
抜歯を伴う矯正 で口元のバランスを整える場合もあります。


② 出っ歯(上顎前突)

前歯が前方に出ているタイプ。

● 矯正で期待できる変化

  • 上唇の厚みが引き締まる
  • 横顔のバランスが改善
  • 鼻と唇の距離が自然に見える

③ 受け口(下顎前突)

下あごが前に出ているケース。

● 矯正で期待できる変化

  • 下唇の突出感が改善
  • 顎先のラインが整う

成人の場合、骨格の程度によっては
外科矯正が必要になることもあります。


④ 顎が小さい・フェイスラインがぼやける

顎が小さいと、口元が前に見えやすく、
横顔のバランスが崩れます。

矯正で歯の位置が整うことで、
顎周りの影の入り方が変わり、
自然にフェイスラインが引き締まって見える こともあります。


■ 裏側矯正・マウスピース矯正でも横顔は変わる?

はい、装置の種類に関係なく横顔は変わります。

  • 裏側矯正(リンガル)
  • ハーフリンガル矯正
  • マウスピース矯正

いずれも「歯を動かす力」は十分にあります。

特にマウスピース矯正は、
シミュレーションで 横顔の変化を事前に確認しやすい ことから
20〜30代女性に非常に人気です。


■ 横顔の変化を大きくしたい方へ

以下のような希望がある場合、治療計画に反映できます。

  • とにかくEラインを整えたい
  • 唇の厚みをスッキリさせたい
  • 横顔を美しく見せたい

そのためには、
正確な骨格分析(セファロ分析) が必須です。

当院では、口元の美しさを重視した治療計画を
患者さんごとに細かく調整しています。


■ 最後に:横顔は「自信」に直結します

横顔は自分では見えにくい部分ですが、
写真やふとした横顔が気になる方も多いはず。

矯正で横顔のバランスが整うと、

  • 笑顔に自信がつく
  • 写真が好きになる
  • 表情が明るく見える
  • 口元コンプレックスが軽くなる

という心理的な変化が大きく現れます。

もし
「横顔がずっと気になっている」
という方がいれば、遠慮なくご相談ください。

あなたの横顔が一番美しく見える治療計画を
一緒に考えていきます。

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