矯正で横顔は変わる?
──Eラインとフェイスラインの本当のところ
こんにちは。広島駅北口エリアの広島矯正歯科・院長です。
近年、ご相談が特に増えているのが、
「横顔をきれいにしたい」「Eラインに近づけたい」
というお悩みです。
実はこれ、20〜30代女性に最も多いテーマのひとつ。
SNSの普及で横顔ショットを見る機会が増え、
“自分の横顔が気になる” というご相談がとても増えています。
結論から言えば——
矯正治療で横顔の印象は変わります。ただし変化の幅は症状によって違います。
今回は、
- 矯正で横顔がどう変わるのか
- Eラインとは何か
- どんなケースで変化が大きいのか
をわかりやすく解説していきます。
■ そもそも「Eライン」とは?
美容雑誌などでもよく登場する Eライン(エステティックライン)。
横から見たときに
鼻先とあご先を結んだラインの内側に、唇が収まっている
状態が理想とされています。
✔ 唇が前に出ている → 口元が“もっこり”見える
✔ 唇がラインより後ろにある → 横顔がすっきり見える
このバランスで横顔の印象は大きく変わります。
■ 矯正で横顔はどう変わるの?
結論:
歯の位置が変わることで、口元の厚みやフェイスラインが変わる。
矯正は歯だけでなく、唇・頬・顎先など
「顔の立体バランス」に影響します。
特に、以下のような症状は横顔の変化が出やすいです。
■ 横顔の変化が大きいケース
① 口元が前に出ている(口ゴボ)
日本人に非常に多い悩みです。
● 原因
- 前歯の前突
- 歯が並ぶスペース不足
- 口まわりの筋肉バランス
● 矯正で期待できる変化
- 唇が後ろに下がる
- Eラインがすっきり見える
- 口が閉じやすくなる
必要に応じて、
抜歯を伴う矯正 で口元のバランスを整える場合もあります。
② 出っ歯(上顎前突)
前歯が前方に出ているタイプ。
● 矯正で期待できる変化
- 上唇の厚みが引き締まる
- 横顔のバランスが改善
- 鼻と唇の距離が自然に見える
③ 受け口(下顎前突)
下あごが前に出ているケース。
● 矯正で期待できる変化
- 下唇の突出感が改善
- 顎先のラインが整う
成人の場合、骨格の程度によっては
外科矯正が必要になることもあります。
④ 顎が小さい・フェイスラインがぼやける
顎が小さいと、口元が前に見えやすく、
横顔のバランスが崩れます。
矯正で歯の位置が整うことで、
顎周りの影の入り方が変わり、
自然にフェイスラインが引き締まって見える こともあります。
■ 裏側矯正・マウスピース矯正でも横顔は変わる?
はい、装置の種類に関係なく横顔は変わります。
- 裏側矯正(リンガル)
- ハーフリンガル矯正
- マウスピース矯正
いずれも「歯を動かす力」は十分にあります。
特にマウスピース矯正は、
シミュレーションで 横顔の変化を事前に確認しやすい ことから
20〜30代女性に非常に人気です。
■ 横顔の変化を大きくしたい方へ
以下のような希望がある場合、治療計画に反映できます。
- とにかくEラインを整えたい
- 唇の厚みをスッキリさせたい
- 横顔を美しく見せたい
そのためには、
正確な骨格分析(セファロ分析) が必須です。
当院では、口元の美しさを重視した治療計画を
患者さんごとに細かく調整しています。
■ 最後に:横顔は「自信」に直結します
横顔は自分では見えにくい部分ですが、
写真やふとした横顔が気になる方も多いはず。
矯正で横顔のバランスが整うと、
- 笑顔に自信がつく
- 写真が好きになる
- 表情が明るく見える
- 口元コンプレックスが軽くなる
という心理的な変化が大きく現れます。
もし
「横顔がずっと気になっている」
という方がいれば、遠慮なくご相談ください。
あなたの横顔が一番美しく見える治療計画を
一緒に考えていきます。