成人矯正と子どもの矯正の違い
──大人になっても遅くない理由
こんにちは。広島駅北口エリアにある広島タワー歯科・矯正歯科の院長です。
矯正相談では、
「大人になってから矯正しても遅いですか?」
という質問をよくいただきます。
結論から言うと——
成人矯正は“決して遅くありません”。
むしろ、
「自分の意思で治療を選び、きれいな歯並びを手に入れたい」
と考える大人の矯正は、
とても満足度が高い傾向があります。
今回は、
成人矯正と子どもの矯正の違い をわかりやすく説明しながら、
大人になってから矯正を始めるメリットについてお話ししていきます。
■ そもそも何が違う?
子どもの矯正と成人矯正のポイント
① 子どもの矯正(成長期矯正)
子どもの矯正は「成長を利用する治療」です。
● 特徴
- 顎の成長をコントロールできる
- 将来の歯並び・かみ合わせの“土台作り”
- 症状によっては抜歯を避けられる
子どものうちにしかできない治療がある一方で、
仕上げの細かい調整は大人になってから行うことも多いのが特徴です。
② 成人矯正(大人の矯正)
成人矯正は、
成長がほぼ止まった状態から歯を動かす治療 です。
● 特徴
- 顎の成長に頼らず、歯1本1本を丁寧に動かす
- 見た目の美しさにこだわりやすい
- 装置を選べる(マウスピース/裏側/ハーフリンガルなど)
- 虫歯や歯周病の治療と並行できる
つまり、
「理想の歯並び」をしっかりデザインできるのが成人矯正
とも言えます。
■ “大人になってからの矯正”が遅くない理由
理由①:歯は何歳でも動く
よく知られていませんが、
歯は60代でも70代でも動きます。
骨の代謝は年齢とともにゆっくりになりますが、
矯正治療が不可能になる年齢はありません。
理由②:自分の意思で取り組むため、成功しやすい
成人の矯正は、
「自分で決めて始める」ためモチベーションが高く、
ケアも丁寧な傾向があります。
結果として
治療の質や満足度が高くなりやすい のです。
理由③:装置の選択肢が多い(見た目の悩みを解消)
大人の矯正では、
- マウスピース矯正
- 裏側矯正
- ハーフリンガル
- セラミックブラケット
など、見た目に配慮した装置を選べます。
「装置が目立つから矯正に踏み切れない…」
という悩みは、今ではほとんど解消できます。
理由④:むし歯や歯周病の予防になる
大人こそ、歯並びが口の健康に直結します。
歯並びが整うことで
- 歯の清掃性が向上
- 虫歯・歯周病のリスク低下
- 咬み合わせのバランス改善
など、長期的に見るとメリットが非常に大きいのです。
■ 成人矯正で大切なのは「治療計画の立て方」
大人の矯正では
- 仕事
- ライフスタイル
- 将来の健康
- 装置の見た目
- 費用や期間
を総合的に考えて治療を計画します。
例えば、
接客業の方には目立たない矯正、
忙しい社会人には通院回数が少ないマウスピース矯正など、
一人ひとりに合った選択肢 をご提案できます。
■ まとめ:矯正に“遅い”はありません
子どもの矯正には子どもの良さがあり、
大人の矯正には大人の良さがあります。
そして、
あなたが「やりたい」と思ったタイミングこそ、
その人にとっての ベストなタイミング です。
もし少しでも
「歯並び、今からでも治せるかな?」
と感じていたら、遠慮なくご相談ください。
あなたの生活や将来に寄り添いながら、
最適な治療方法をご提案いたします。