金属アレルギーでも矯正できる?──素材の違いと安心の選び方
こんにちは。広島駅北口エリアの広島タワー歯科・矯正歯科の院長です。
近年、矯正相談で増えている質問が
「金属アレルギーがあるのですが、矯正できますか?」
というもの。
答えはもちろん――
適切な装置を選べば、ほとんどの方が安心して矯正できます。
今回は、金属アレルギーをお持ちの方でも
安全に治療を受けられる矯正装置と
選ぶ際に知っておきたいポイントを解説します。
■ 金属アレルギーとは?
金属に触れることで
- かゆみ
- 赤み
- 腫れ
などの皮膚症状が出るアレルギー反応のことです。
アクセサリーや時計で症状が出る方は、
口腔内に金属が長期間触れる矯正治療でも
アレルギー反応が心配になるのは当然です。
特に心配されるのが
ニッケル・クロム といった金属です。
従来の矯正装置にはこれらが使われることも多く、
敏感な方には注意が必要です。
■ 金属アレルギーでも安心して使える矯正装置
① セラミックブラケット(表側矯正)
金属を使わず、歯の色に近いセラミック素材 を使用したブラケットです。
◆ メリット
- 金属アレルギーの心配が少ない
- 目立ちにくく、自然な見た目
- 汚れや変色に強い
- 審美性と安全性のバランスが良い
金属ワイヤーを併用する場合でも
アレルギーの出にくい チタンワイヤー を選択できます。
② オールセラミックブラケット+チタンワイヤー
ブラケットもワイヤーも金属アレルギー対応。
「金属が口の中に入るのが不安…」という方も
安心して治療を受けられます。
③ マウスピース矯正(インビザラインなど)
金属を一切使わない 透明の樹脂製装置。
金属アレルギーの観点からは、最も安心感のある治療法です。
◆ メリット
- 金属ゼロでアレルギーの心配なし
- 装置が目立たない
- 食事・歯磨きが普段通り
- 痛みが少ない傾向あり
20〜30代女性からの支持も非常に高い治療方法です。
■ 矯正装置を選ぶ際に知っておきたいこと
● ポイント①:必ず「アレルギーの経験」を最初に伝える
ピアス・アクセサリーで赤くなる程度でも必ず教えてください。
素材選びが大きく変わります。
● ポイント②:負担の少ない素材を選べる
- セラミック素材
- 樹脂素材(マウスピース)
- チタン
など、選択肢は想像以上に多くあります。
● ポイント③:気になる場合はパッチテストも可能
皮膚科で金属アレルギーの検査(パッチテスト)を受けると
より安心して矯正治療に臨めます。
■ 「矯正したいけど、アレルギーが不安」その気持ちに寄り添います
金属アレルギーを理由に矯正治療を諦めてしまう必要はありません。
昔に比べて装置の選択肢が増え
“アレルギーフリーで矯正ができる時代” になっています。
当院では、患者さんのアレルギー歴や生活背景を丁寧に聞きながら
最適な装置を一緒に選んでいきます。
■ まとめ:あなたに合った“安心の矯正治療”をご提案します
- 金属アレルギーでも矯正は可能
- セラミックやマウスピースなど選択肢は豊富
- 不安を抱えたまま始める必要はない
もし
「自分も矯正できるのかな?」
と少しでも不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
安心して治療を受けられるよう、
一人ひとりに合わせた安全なプランをご提案いたします。