【院長コラム Vol.5】矯正中の食事、どうすればいい?──ストレスを減らすコツと工夫

こんにちは。広島駅北口エリアにある 広島タワー歯科・矯正歯科の院長です。

矯正を始めるとき、多くの方が気にされるのが 「食事はどうなるの?」 という点です。
とくに、職場でのランチや友人との外食が多い10〜40代の女性にとって、
“普段どおり食べられるかどうか” はとても大事ですよね。

今回は、矯正治療中に ストレスなく食事を楽しむためのポイント をお伝えします。


■ 矯正中でも“食べられるもの”は意外に多い

まず安心していただきたいのですが、
矯正中でも食べてはいけない食材は実はそんなに多くありません。

ただし、装置の種類 によって注意点が少し変わります。

  • ワイヤー矯正(表側・裏側・ハーフリンガル)
     → 装置に挟まりやすい・外れやすい食材に注意
  • マウスピース矯正
     → 食事のときは外せるので制限は少ないが、
       “飲み物の温度や色” に気を付ける必要あり

■ 食べにくいものの共通ポイント

◎ 固い食品

例:せんべい、氷、かたいバゲット、ナッツ類
→ 装置の破損リスクが高まります。

◎ 粘りつく食品

例:キャラメル、ガム、お餅
→ ワイヤーやブラケットに絡みつきやすく清掃が大変。

◎ 繊維が強い食品

例:ごぼう、セロリ、えのき
→ 装置に挟まりやすく、食後のケアが必要。


■ 外食・ランチでの“ちょっとした工夫”

1. ひと口サイズにカットする

固いものも小さくすると食べやすくなります。

2. 左右均等に噛む

片側だけで噛むとワイヤーの不具合が出やすくなります。

3. 食後はできるだけ洗口する

歯磨きが難しいシーンでは、
水で軽くうがいするだけでも十分効果的

4. マウスピースの方は、戻し忘れに注意

外食で楽しくて忘れがちに…。
装着時間が短くなると治療期間が延びるため注意です。


■ “痛みがある日”のおすすめメニュー

痛みが出るのは調整後2〜3日ほど。
そのときは無理せず やわらかいメニュー が快適です。

  • うどん/柔らかめのパスタ
  • スープ/リゾット
  • 豆腐料理
  • 煮込み料理
  • 卵料理(オムレツ・茶碗蒸し)

無理して固いものを噛むと痛みが長引くことがあります。


■ 甘い飲み物は要注意!

矯正中は虫歯リスクが上がるため、
砂糖を含む飲料の常飲 は避けましょう。

特にマウスピース矯正の方は要注意。
装着したまま飲むと、
糖分がマウスピース内部に閉じ込められるため虫歯の原因に。


■ 「これなら続けられそう」と思える方法を一緒に探します

矯正中の食事は、慣れてしまえば大きなストレスにはなりません。
ただ、最初は戸惑うことが多いのも事実です。

当院では、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせて、
“無理のない続け方” を一緒に考えていきます。

広島市で矯正を検討されている方は、
いつでも気軽にご相談くださいね。


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